2016年 角川三賞贈賞式に出席しました その1
■2016年11月25日
どうも最東です。
ここのところ『【夜葬】病の章』の連載で当ブログでの雑記はお休みしていました。
連載を始める前は、2週毎にオカルト・ホラー関連記事と短編小説を掲載していたので、なんだかこうやって自分の言葉で語るのは久しぶりです。
そんなわけでみなさん、どうも最東です。(大事なことなのでry)
さて、TwitterやFacebook、当ブログでもしつこいように何度もご報告している『第23回日本ホラー小説大賞』読者賞受賞作の『夜葬』が、去る2016年に発売されました。
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それから一月遅れて東京の帝国ホテルにて贈賞式&祝賀パーティーがありました。
今回は、3回に渡りましてこの角川三賞贈賞式についてお話ししたいと思います。
■帝国ホテルにて
東京に着いたのは15時少し前。
ホテルに着いたのは(帝国ホテルではありません)、さらに15分ほど後でした。
チェックインを済まし、シャワーを浴びてひと息つく間もなくスーツに着替えると担当氏と落ち合ってタクシーで帝国ホテルの会場へと向かいました。
Webでこの日に向けて下調べ……というか、半分エゴサに近い感覚で角川三賞贈賞式について調べていましたが、帝国ホテルでの開催はまだ年が若いとのこと。
最東は贈賞式も楽しみにはしていましたが、それと同じくらい帝国ホテルでのビュッフェに期待していました。(ローストビーフが超おいしいらしく、さらに寿司やてんぷらなど素敵ごはんが目白押しとのこと)
じゅるりんちょ。
とかそんなことを考えている間に帝国ホテルに到着した最東と担当氏。
開場よりも30分も前についてしまったため、担当氏は「ちょっと早すぎましたね。まだ誰も来てないと思います」と言ってとりあえず控室へ。
――なんだだれも来ていないのか。ホッ
長年客商売をやってきたので、人との会話は苦手ではないのですが、根が人見知り(人が苦手)なのでざわざわしているところに突貫するのは苦手というトリプル苦手マンな最東。
そんな私なので、むしろ誰もいないというのはラッキーだと思っていました。
■京極夏彦先生
「あ、ここですね。じゃあ入りましょう。失礼します」
担当氏が豪華な金の扉(記憶が盛大に盛られている可能性があります)を開けると、中には3,4人ほどの人影が。
「あ、最東さん。京極先生がいらっしゃいますのでご挨拶しましょう」
うそつき!
誰もいないって言ったじゃん!
いや、誰もいないっていうか、京極大先生じゃん!
そこにいたのは、言わずと知れた京極夏彦先生でした。
テレビやメディアで拝見するそのままのいでたち(長い目に着物、黒い手袋姿)で談笑しているその姿に、思わず最東は凍結してしまいそうになっていました。
「あの京極先生。こちら、日本ホラー小説大賞で読者賞を受賞された最東対地さんです」
「ア、ドウモ京極先生。最東トモウシマス」
ロボ最東。
「ああ、僕は審査員でもなんでもないんだけどね」
ははは、と初対面の私に対してもフランクに笑いかけてくれる京極先生。
目の前に生けるレジェンド大作家先生がいることに、現実感を失ってしまう最東。
「ワタシ、最東デスネン」(脚色してあります)
ロボ最東は名刺を渡した!
「ああ、どうも。京極です」
ロボ最東は2億のダメージ! 死んだ!
とかなんとかと一言二言お話させていただいていると……
「ん、君は関西かね?」
「アイ、ソウデゴンス!」
「じゃあ、スピーチでひと笑い取らないとステージを降りれないなぁ」
にっこり(若干いじわるな感じ)
「ウヒョー!」(※最東のリアクションは大分盛ってます)
と、素敵な振りを頂きつつご挨拶を済ませました。
(実はこのとき、道尾秀介先生や有栖川有栖先生もいらっしゃいましたが上がっていた私はしばらくそのことに気付いていませんでした。アーイエー)
■受賞者の方々
少しして、控室にやって来られたのは私と同じく『第23回日本ホラー小説大賞』にて【優秀賞】を受賞された坊木椎哉先生。
たった一人の『同期』と呼べる人でした。
※坊木先生はご都合により式典やパーティーは欠席ということになっていましたが、実際には会場にいらっしゃいました。
坊木先生の受賞作『きみといたい、朽ち果てるまで 絶望の街イタギリにて』は、贈賞式の翌日に発売でしたが、驚くことに集英社から『この世で最後のデートを君と』という単行本と二冊同時発売されるとのこと!
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というのも実は坊木先生、2015年度のジャンプホラー小説大賞で銅賞を獲得されていた超実力派の新人なのです。
「チックセゥ! ワタシ モ ソンナキャッチコピー モライタス!」←心の声
ともあれ、唯一の同期ということで一方的に親近感を抱いていた私は十年来の友達感覚で坊木先生にもご挨拶をしました。
さらに横溝正史ミステリ大賞の大賞受賞者逸木裕先生もご来場され、事前に同じ歳だとリサーチ済みだった私は再び一方的な親近感アタックで先手必勝を狙いました。(違
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お話ししてみたところ、同じ歳の自分が恥ずかしくなるほどの人当たりのよさと知的っぷりに、自分という存在を宇宙レベルで考え直すキッカケをもらいました。
いや、さすがに大賞受賞者の方です。
新人とはいえ、小説に対する姿勢や取組がすごいと思いましたし、なによりオーラがありました。
やはり、受賞するべくして受賞された……といったところでしょうか。
山田風太郎賞にて、『罪の声』で大賞を受賞された塩田武士先生もご来場され、最東とも挨拶をしました。
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(言えない……塩田先生とはあまり話せていないなんて……自分と同じ新人としか目を合わせられなかったなんて……言えない!)
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